I’m your midwife 😊

2025年09月29日 08:08

本職 助産師

『 留学は自分学になる 』夢への第一歩を応援しますニュージーランド留学エージェント ファナウ カウンセラー のりこです。

私の本職、助産師
なんかの間違い?😅で、大学で教員もしてますが
開業助産師でもあります

やっぱり助産師、産婆として活動するのが好き❤️だし幸せ楽しいです💛

先日、緊急SOSのお電話があって、どうしても来て欲しいとのご要望があり、母乳育児相談にお伺いしました

生後3ヶ月の赤ちゃんのママさん
乳腺炎になりかけていて、赤ちゃんとママの最近の様子などのお話しを聞いてから、乳房ケアを行わせていただきました。
幸い詰まりも解消でき、大事に至らずよかったです

これまで何度か乳腺炎を起こしそうになっていたとのことで、今回は直感でやばいかも😱と、私にお電話をしてくれました
訪問のタイミングも合ってよかった✨
乳腺炎て、数時間で悪化していくので、早めのケアがとても大切です。

母乳は血液でできていて、乳房に内側に乳腺という血管のようなものが張り巡っていて、その一部がなんらかの詰まりができ炎症を起こしているのが乳腺炎です。
乳腺炎は悪化するとインフルエンザのように寒気がして高熱が出て、胸に局所的に発赤ができて、激痛が出てきたり本当にしんどくなるのです
詰まりが解消すれば、落ち着きますが、程度によっては抗生物質を飲まなくて治らないこともあり、そんな時は助産師はお薬処方ができないので、受診をすすめます。

乳房マッサージのあと、今後ご自身でやばい!と思ったときにセルフケアできるように
いろいろお伝えさせていただきました
母乳育児中のお母さんたちは自分の身体のことなので、今回のようにあ!ちょっとやばい?など、感覚で変化に気付くことが多いですね。
ですので、こんな感じにときは
こういうふうにすると悪化せずに済むよ!などお伝えすること大切✨なのです。


ここからは日本の助産師の母乳ケアについて書いていきます

日本の助産師は母乳育児相談や乳房ケア・マッサージも行います

手技✋もいろいろありますが、
基本はお母さんが痛いと感じるケアは絶対にやってはいけない、やさしくやさしくと私は先輩助産師さんたちから教わりました
この乳房ケアの手技も助産院に通いつめ、
先輩助産師さんたちが実際にケアされているのを見聞きしたりしながら、自分の手技にしてきました

海外の助産師さんで乳房ケアを実践している姿はこれまで行った国では見たことないので、丁寧に実践できるのは日本人助産師ならではないかと思っています!

母乳育児は赤ちゃんの月齢に合わせた吸い方や吸う位置、クセなど多角的な視点とアセスメントが必要で、ママ側の条件ももちろんあって、知識や技術、経験値が必要な技術だと感じています。
また、乳房は女性の身体の一部であるからこそ、ショッキングな出来事があると母乳はピタッと止まってしまう、とてもデリケートな部分でもあります。
これまでの私の経験で、乳腺炎までいかずとも、詰まったりするのは、お母さんのメンタルヘルスもとても関連していると感じています。
母乳育児ケア、マッサージはお母さんに横になっていただいて、不要な露出は避けリラックスした状態でケアさせていただきます。
乳房ケア中、お母さんたちはいろいろな思いを吐露されて流涙されたり。
毎日お子さんのために頑張っているお母さんの思いを受け止め頑張りを認めお伝えする、お子さんの健やかな成長はお母さんの存在なくしてはないことなどをお伝えさせていただきます。
気持ちがほぐれると、乳房の詰まりもふわ〜っと解けていきます。
世界中のお母さん、本当によく頑張っています

いまだに、なるほどね〜っていうケースにも出会って、お一人おひとりのママと赤ちゃんによって違って、誰ひとりとして同じということは絶対になくて、だからこそ勉強になります

母乳育児はママが赤ちゃんに作るフルコースの料理と言われていて、同じDNAだから消化も良くて、免疫もあって病気やアレルギーの予防にもなる。
いいこと尽くしです✨

私はあまりSNSをしていませんが、母乳育児支援に関わるお仲間からSNS上母乳育児を否定するものも見られるとのご意見も聞きます。
メリットデメリットも知った上で、母乳育児栄養を選択するのか、ミルク🍼栄養を選択するのは個人の自由です。
きちんとした知識を持った上で後悔のない選択して欲しいと思います。
ニュージーランドでは妊娠中から夫やパートナーの方が母乳育児栄養について、本当によく勉強して、産後の奥さまへの母乳育児をしっかりサポートしています。
哺乳瓶でミルクをあげることが夫の育児参加ではないことをよく理解しているのだと思います。

そのほかに、
昔からの母乳育児のケア、自然療法として私もお伝えしているケア方法を少しお伝えしますね

有名なのはキャベツ🥬湿布
乳腺炎などのなりかけで冷やしたい時や、
なってしまったあととかに乳房全体を冷やすのにキャベツを使ってもらいます
キャベツの芯は取ってもらって、葉っぱの部分を乳首意外のところへ覆ってもらって冷やす
氷などでは冷えすぎてしまうので、キャベツがやさしく冷やすのにちょうどいいのです。
キャベツは熱をとる野菜として昔から使われています。
捻挫とかしたときに昔の人は足のキャベツ湿布をしていたそうです。
キャベツは熱を取るお野菜なんです

あと野菜で有名なのは里芋です
里芋湿布と言われて、これは乾燥粉になった里芋粉があって、水を入れてこねてそれをキッチンペーパーなどに載せて乳房にあてて冷やすものです
里芋湿布は直接乳房に使うと赤くなってしまう方もいるのでキッチンペーパーを使います

母乳育児中は乳房が熱を持ったり
トラブルも起こりやすい
そんなとき、ひんやり冷やすことが効果的なときはこういったケアを活用していきます。

身体に害のない野菜を使うのは先人の知恵で面白いですよね
コクランレビューで痛みをとるとの調査結果の報告もありますが。エビデンスがない民間?自然療法といわれることもあります。
誤解のないように書きますが、キャベツ湿布や里芋湿布など、お母さんへ説明しやってみたいと言われる方にはお伝えさせていただくケアです。

最後までお読みくださりありがとうございます

留学の相談もお受けしますが
母乳育児相談もいつでも喜んでお受けいたします
また外国人母子支援の対応も可能ですので、助産師さんで何かお困りの方がいらしたら、ぜひ遠慮なくご相談いただければと思います😊


今日も笑顔で💝

ファナウ のりこ



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