『 留学は自分学になる 』夢への第一歩を応援しますニュージーランド留学エージェント ファナウ
カウンセラー のりこです。
インドネシア繋がり、今日は少し専門的なことを書かせていただきます。
皆さんは避妊インプラントをご存じですか。
英語では 「contraceptive implant」 や
「birth control implant」 って呼ばれています。
Family Plannningの一つですね。
日本語ではそのまま「避妊インプラント」と言われています。
これは女性の腕(上腕)の皮下に埋め込むマッチ棒サイズの器具で、
長期間にわたって高い避妊効果を発揮する方法です。
上腕を針が挿入出来るように数ミリ皮膚切開をして、そこから内筒に避妊インプラントが入った針を挿入して、インプラントを皮下に刺入します
場合によっては切開部分を1、2針縫合して終了。
不要になっったり、3年経ったら再度切開して抜去します。
助産師活動をしていると、たまに抜去の相談を受けることがあります。
避妊インプラントの実際に戻りますが、
インドネシアでは、以下の写真のような使い捨てキットがあります。
今回私も大学教授の指導の下、偽物の人形の腕に実技演習を行わせていだきました。
感染予防の観点からも、使い捨てキットであるのはとてもいいですよね。
しかも、一回使うと再利用できない作り(ロックがかかる)になって、尚いいと思いました。
この腕に埋め込む避妊インプラントの効果と仕組みですが、
このインプラントからは、
女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)が少量ずつ放出されて、
以下の働きをします
*排卵を抑える:卵子が出てこないようにする
*子宮頸管の粘液を変化させる:精子が入りにくくなる
*子宮内膜を薄くする:受精卵が着床しにくくなる
これらの作用によって、約3年間も避妊効果が持続するそうです。
メリットとしては
使い忘れがない:一度挿入すれば、毎日の服用は不要←服薬忘れしなくていいのがいいですよね。
高い避妊率:成功率は99%以上
妊娠を希望すれば除去可能:取り外せば妊娠も可能
エストロゲンを含まない:ピルが合わない人にも使える。
デメリットは
副作用の可能性:不正出血や無月経になることもある
日本では未承認←これが一番問題!日本は遅れている!!!
女性が自分で決める、選択できる避妊具としてとても大切だと思います。
一日も早く日本でも選択肢として承認されてほしい。
日本で赤ちゃんが亡くなる日が一番多いのは生後0日。
産まれてすぐに遺棄されたり、母親にあやめられてしまう日が0日です。
女性だけの問題としてマスコミに報道されるたびに、
助産師としてこころが痛みます。
相手の男性にも責任を問うべきです!
避妊インプラントはフィリピンや世界各国で使用されています。
しかも医師でなく、女性の心身のサポーターである助産師が行える手技の一つであるのも
大きな意味があると思っております。
インドネシアのモスリムの女性や多くの海外の女性の多くは、自分で子どもを何人産みたいのかライフプランとして考え、避妊方法についても選択しています。
リプロダクティブヘルスライツ(性と生殖に関する権利)ですね。
21世紀です。
日本の女性も男性に委ねるばかりでなく、自分自身の人生の選択の幅が広がって考えていけるように、助産師として伝えていくことが多くあると感じています。
最後までお読みくださりありがとうございました。
インドネシアの助産院視察訪問などご希望ございましたら、喜んでお受けいたします。
お気軽にご連絡下さい。
日本もすっかり🍂秋らしくなって、昨日も寒かったですね。今日はまた夏日に戻ってますね。
ニュージーランドも急に夏みたいに暑いと友人情報。いい季節ですね〜
今日も笑顔で♡
ファナウ のりこ
避妊方法って、ライフスタイルや体質によって合う・合わないがあるから、自分にぴったりの方法を見つけるのが大切です